WORDでページごとにヘッダーフッターを変える

2020年4月19日WORDWORD,セクション,フィールドコード,フッター,ページ,ヘッター

WORDのヘッダーやフッターはとても便利なものですね。
どこかのページでヘッダーやフッターを設定すれば全部のページに同じ文章がページの上部下部に表示されます。

ただ、この全部のページというのが、時に邪魔になってきます。

例えば、本文とその文末に数枚の添付資料をつけた文書のフッターを考えてみます。
本文のフッターには一般的な表示「ページ数」を表示します。
文末の添付資料には「添付資料-ページ数-」と表示させることとします。

※総ページ数を表示させたい場合はこの記事プラス、WORDでセクション毎の総ページ数をカウントしたい も参照ください。

画像の場合、1~4ページには「1,2,3,4」と。5~6ページには「添付資料-1- , 添付資料-2-」と記載します。

では、このようにページごとにヘッダーフッターを設定(変える)手順を紹介します。

目次

手順

  1. 文書をセクション分けする
  2. ヘッダーやフッターを、セクション毎に設定する

手順2は普段やっている設定とほとんど変わりませんので、セクション分けさえできれば問題解決です。

手順1.文書をセクション分けする

まず、セクションですが、あくまでも文書管理の手段なので、文書の見た目自体には全く影響はありません。
分量の多い文書を、いくつかのかたまりに分ける、そのかたまりをセクションと言います。

既に作ってある文書に対して、セクション分けする場合は文書に「セクション区切り」を挿入します。

4ページ目の終わりにカーソルを置き、レイアウト→区切りで、セクション「次のページから開始」を選択します。
次のページ、つまり添付資料の最初のページから、新しいセクションを始まります。

これで本文部分4ページと、添付資料2ページが別のセクションに分けられました。

後は、それぞれにヘッダーやフッターを設定するだけです。

手順2.ヘッダーやフッターを、セクション毎に設定する

これは、一般的な設定とほとんど変わりありません。

まずは本文のページのどこかでフッターの設定を開きます。

すると、フッター編集画面に移ります。

その編集画面に注目して欲しい部分が、画面赤枠です。
セクションが分けられていることが確認できます。

次が大切で、添付資料部分のフッターを編集する際の表示に注目です。

青枠で囲みましたが「前と同じ」の表示が出ています。
デフォルトではこのようになっています。

この前と言っていることが、前のセクションの意味です。

よって、前のセクション(本文)と同じフッターになります。

これでは今回やりたいことができません。

緑枠にあるように、前と同じヘッダー/フッターが選択されています。
この選択を解除することにより、前のセクションとは別のフッターを設定することができます。

選択を解除し、添付資料でフッターを設定後、本文ページのフッターを確認してみましょう。

こちらは添付資料のフッター設定に引きずられていないことが確認できます。

最初に紹介したように、セクションは文書の見た目自体には影響を全く与えません。
よって、ページ数が多くなる文書の場合は、早めにセクション分けを検討しておくことをお勧めします。

ブログランキングに参加しています。