WORDでページごとにヘッダーフッターを変える
WORDのヘッダーやフッターはとても便利なものですね。
どこかのページでヘッダーやフッターを設定すれば全部のページに同じ文章がページの上部下部に表示されます。
ただ、この全部のページというのが、時に邪魔になってきます。
例えば、本文とその文末に数枚の添付資料をつけた文書のフッターを考えてみます。
本文のフッターには一般的な表示「ページ数」を表示します。
文末の添付資料には「添付資料-ページ数-」と表示させることとします。
※総ページ数を表示させたい場合はこの記事プラス、WORDでセクション毎の総ページ数をカウントしたい も参照ください。
画像の場合、1~4ページには「1,2,3,4」と。5~6ページには「添付資料-1- , 添付資料-2-」と記載します。
では、このようにページごとにヘッダーフッターを設定(変える)手順を紹介します。
手順
- 文書をセクション分けする
- ヘッダーやフッターを、セクション毎に設定する
手順2は普段やっている設定とほとんど変わりませんので、セクション分けさえできれば問題解決です。
手順1.文書をセクション分けする
まず、セクションですが、あくまでも文書管理の手段なので、文書の見た目自体には全く影響はありません。
分量の多い文書を、いくつかのかたまりに分ける、そのかたまりをセクションと言います。
既に作ってある文書に対して、セクション分けする場合は文書に「セクション区切り」を挿入します。
4ページ目の終わりにカーソルを置き、レイアウト→区切りで、セクション「次のページから開始」を選択します。
次のページ、つまり添付資料の最初のページから、新しいセクションを始まります。
これで本文部分4ページと、添付資料2ページが別のセクションに分けられました。
後は、それぞれにヘッダーやフッターを設定するだけです。
手順2.ヘッダーやフッターを、セクション毎に設定する
これは、一般的な設定とほとんど変わりありません。
まずは本文のページのどこかでフッターの設定を開きます。
すると、フッター編集画面に移ります。
その編集画面に注目して欲しい部分が、画面赤枠です。
セクションが分けられていることが確認できます。
次が大切で、添付資料部分のフッターを編集する際の表示に注目です。
青枠で囲みましたが「前と同じ」の表示が出ています。
デフォルトではこのようになっています。
この前と言っていることが、前のセクションの意味です。
よって、前のセクション(本文)と同じフッターになります。
これでは今回やりたいことができません。
緑枠にあるように、前と同じヘッダー/フッターが選択されています。
この選択を解除することにより、前のセクションとは別のフッターを設定することができます。
選択を解除し、添付資料でフッターを設定後、本文ページのフッターを確認してみましょう。
こちらは添付資料のフッター設定に引きずられていないことが確認できます。
最初に紹介したように、セクションは文書の見た目自体には影響を全く与えません。
よって、ページ数が多くなる文書の場合は、早めにセクション分けを検討しておくことをお勧めします。